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UP GARAGE MAGAZINE34号(2014年3月発行)より転載

ワイド特集Part2 Team UPGARAGE 体制発表

2014年も2チーム3台で参戦決定!

オートサロン初日に、2014年のD1グランプリ参戦のチームアップガレージ体制発表があった。1月時点では片岡選手のレース日程が未確定だったが、その後スケジュールがクリアになり、今年も2チームで参戦が決まった。ここでは体制発表のトークショーを誌面に再現してご紹介する。

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左から司会のD1GPレポーター辻さん、Team UPGARAGE with DRoo-Pの日比野選手、松川選手、松岡監督、Team UPGARAGE with BANDOHの片岡選手、坂東監督。

昨年は86勢初の優勝で締めくくり

司会
オートサロン初日、恒例のチームアップガレージの体制発表です。まずは戦うメンバー登場です!
日比野
エースの日比野です。
松川
僕は本物のエース松川です。
松岡
修理担当の松岡です(笑)。
片岡
年末にダイエットして、正月に倍返しを食らった片岡です(笑)。
坂東
今年は何も発表することがなくて、ニートの坂東です(笑)。
司会
昨年を振り返ってみましょう。最初は片岡さん、35位でした。
片岡
ポイントを持ってる37人中、35位でした。でもポイント取れてない人がいっぱいいますからね、まあまあかな…。
司会
予選通過が2回でした。
片岡
エビスでは、唯一マイナー追走で内海さんに勝った。勝ったのはそれだけ(笑)。去年は漢字1文字で表すと「残念」です。
司会
それ2文字やん。
片岡
クルマを変えてスペック的にはパフォーマンスがアップしたけど、掛け持ちで忙しく、色々な意味で詰め切れなかった。
坂東
今年はレギュレーションが変わるから、NOS禁止とか。戦い方が変わってくるでしょう。その意味じゃ有利かも。
片岡
今年は特設コースじゃなく本コースが多い。結局、僕らクラスになると駐車場じゃ力を出し切れないんですよ(爆笑)。だから本コースなので力が出しやすい。
司会
日比野さんは86の2年目に悲願の初優勝、おめでとうございました。
日比野
もう1回言って。
司会
ニュー86で初の優勝です!!
日比野
昨年、86勢で初の優勝を決められて良かった。ハウステンボスは初めてのコースだったので、いち早くコースを見極めることに集中して走ったのが成功したね。
松岡
初優勝を取れてホッとした。この前、織戸が先に優勝しそうになってドキッとしたけど、まあ良かった。
司会
松川さんは今年もやるんですか?
松川
えっ、なんでなんで?最終戦まで僕の方がランキングの上位にいたのに。最後にひっくり返って9位だったけど。
松岡
今年からレギュレーションが変わってシードは8位まで。松川らしいけどね。
松川
松川:アンラッキー。
司会
あのクルマ、まだもつんですか?
松岡
それがね、今年は新車を用意しているんだ。AE86!
司会
ウソ!でも、新車じゃないや。
松岡
ハチロクの新車!!AE86の新しいクルマを用意している。エンジンも変えて、全てが新しい。

今年はシリーズチャンピオン目指して

司会
もう締めなので、今年に向けて皆さん一言お願いします。
日比野
去年はこの場所で優勝したいといって、それが叶って本当にうれしい。今年はポイントを落とさないで最終的にシリーズチャンピオンになりたいと思ってます。
松川
今年はまさかの新車になって、すごくうれしい。馬力も上がるから楽しみでしょうがない。僕も冷静にちゃんと走れば結果が出るんですよ(ステージ全員の笑)。
全員
マジかい?
松川
ずっと、みんなよりランキングの上にいたし。最後まで持続できればいい結果が期待できるので、僕も今年はチャンピオンを狙いますよ。
司会
次の人は、服装でD1のイメージを悪化させている松岡さん。
松岡
アップガレージで5年目になる。今年は空気を読まずに前へ前へ。取りこぼしを減らせばチャンピオンが取れる自覚があるので、意地でも取ろうって1年にします。
司会
片岡選手どうなってますか?
片岡
今年も出たいんですが、GT戦のスケジュール次第ですね。出たら、今年はもう少し活躍してD1の会場に行くのが楽しくなるようにしたいと思ってます(笑)。

(3月時点で片岡選手のD1グランプリ参戦が決まりました・編集部注)

坂東
まだ何も決まってないんですが、先ほど片岡と話をして今年はD1に出ようと。Dはドリフトじゃなくてダイエット(笑)。まあ、走りもシュッと行くように頑張りたいです。
司会
ありがとうございます。チームアップガレージのみなさんでした。

(氏名敬称略)

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ハウステンボスでは準決勝でチーム対決もあった。ここは日比野選手が勝利。

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片岡選手は、エビスでマイナー追走勝利。

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ハウステンボスで優勝した日比野選手。

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ダイエットにも挑む?片岡選手。

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真のエースの座を手にするか松川選手。

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今年はチャンピオン狙い日比野選手。

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走りはシュッと行きたい坂東監督。

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×××な服装で話題提供の松岡監督。

2013 D1グランプリ 年間Results

  第1戦 第2戦 第3戦
舞洲 鈴鹿 オートポリス
  予選 単走 追走 総合 予選 単走 追走 総合 年間 予選 単走 追走 総合 年間
日比野哲也 - 15 1回戦 16 - リタイア - 23 21 5 11 2 2 10
松川和也 - 4 2回戦 6 - 9 2回戦 6 5 - 17 - 21 9
片岡龍也 19 - -   23 - -     19 - -    
  第4戦 第5戦 第6戦
エビス 長崎 お台場
  予選 単走 追走 総合 年間 予選 単走 追走 総合 年間 予選 単走 追走 総合 年間
日比野哲也 - 17 (Win) 17 15 - 7 優勝 1 7 - 7 1回戦 10 6
松川和也 - 14 2回戦 8 7 - 14 4 4 5 - 12 1回戦 13 9
片岡龍也 3 19 (Win) 19 31 6 23 - 24 33         35

第4戦エビス追走で(Win)とあるのは、マイナー追走での勝利を意味します。

D1GP Kick Off Drift(オートサロン会場特設コース)

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デモランで織戸選手との追走を見せる日比野選手。

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超ミニコースだが、単走のデモランではこのスモーク!

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昨年の年間ランキング8位までの紹介。開幕戦のシード選手だ。

松川選手はニューマシンに!なんとAE86の新車がベース。

オートサロンのチーム体制発表時に突如明かされたビッグニュース!松川選手のマシンが新しくなり、しかもAE86の新車がベースというから驚きだ。

これまでのマシンは、かつては日比野選手が乗っていたもの。長年に渡りレースで戦ってきただけに、金属疲労でパーツが壊れるなんてことも過去にはあったが、これでそんなトラブルとは無縁に。

DRoo-Pの松岡代表に取材したところでは、2月末の時点ではボディの作り込みの最中だった。アメリカから到着するパーツを待って仕上げにかかるので、実戦投入は早くても第2戦鈴鹿から。第3戦のオートポリスには絶対に間に合わせたいとのこと。

エンジンは2.7リッターに拡大した2AZ+ターボ、最高800ps以上は可能というが抑える様子。このところ調子を上げてきている松川選手だが、ニューマシンで果たしてどのような走りを見せてくれるか。今年は松川旋風が巻き起こるかも!

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新兵器のシーケンシャルミッション。

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ボディの補強はこの状態まで戻して始める。

2014 D1グランプリ カレンダー

第1戦3月29日(土)~30日(日)静岡県富士スピードウェイ・レーシングコース
第2戦5月24日(土)~25日(日)三重県鈴鹿サーキット
第3戦7月26日(土)~27日(日)大分県オートポリス
第4戦・5戦8月22日(金)~24日(日)福島県エビスサーキット・南コース
第6戦・Ex.10月17日(金)~19日(日)東京都お台場NOP地区・特設コース

D1が良く分かる基礎知識 -今年の変更ポイントはこれだ

2014年は大幅なレギュレーション変更でバトル激化か?!

今年はレギュレーションが代わり、レースの流れも大きく変わることになった。そこでD1を楽しむために主な変更点をご紹介する。

このような変更が実際のレースにどんな影響を及ぼすか、始まらないと分からないところもあるが、少なくともハードな戦いになるだろう。単走決勝が1本勝負になったことで、今まで以上にシビアな走りが要求されるし、少しのミスも許されないことになるからだ。

また、シードが8名に減ったことは、逆に言えば予選から勝ち上がれる枠が増えたということだが、9位以下の元シード選手も予選に参加するので決して楽には勝ち上がれない。選手にとってはいいのか悪いのかわかりにくい変更だが、観客側はスリリングな展開が見られるかも。松川選手は昨年の年間ランキングが9位なので、シード枠減少の直撃を受けてしまったが、昨年同様の走りをすればすぐにシード圏内に復活できるはず。怒濤の走りを期待しましょう!



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