UP GARAGE MAGAZINE32号(2013年9月発行)より転載
安全運転をするのは当たり前、ですが気付かないうちにスピードが出ていることがあります。あるいは、営業で次の約束の時間に遅れそうになり思わず焦ってアクセルを踏んでしまう、ということもありますよね。こんな時に安全運転を思い出させてくれるのがレーダー探知機。あって良かったと思うことがあるかもしれませんよ…。
大きく分けるとGPS機能付きと無しに分かれ、また発売された時期により内蔵されるデータ量が異なりますが、一般的に言うと次のようになります。
GPS機能付きは自車位置を認識して、予めレーダー探知機に登録されている様々な情報を知らせてくれます。たとえば速度取締システム、取締りポイントなどから、制限速度切り替わりポイント(これは便利!)、駐車禁止エリア案内などなど、かなりお役立ち情報があります。
GPS機能がない機種では、自車位置は認識できずデータ登録もありませんが、受信した電波に基づいてアナウンスがあります。
以前はオービスとカーロケ(注参照)、ねずみ取りをキャッチする機能だけでしたが、現在ではGPS付きが主流です。この違いは、たとえば速度取締機の場合、固定式の取締機には4種類あり、このうち「LHシステム」と「ループコイル」はレーダー波を使用しないのでGPS機能付きが必要になります。
また「新Hシステム」と「レーダー式オービス」はレーダー波を使用するのでGPS機能がなくても対応可能です。
CELLSTAR AR-210VE ¥4,990
GPSレーダー探知機 2.0型ELディスプレイ
CELLSTAR AR-G5A ¥13,900
GPSレーダー探知機 3.2型ディスプレイ 2011年製
CELLSTAR VA-540S ¥15,900
GPSレーダー探知機 ワンボディモデル 3年保証
「オービス」は、アメリカのボーイング社が開発した速度取締装置の名称。これが一般化して自動速度取締装置をオービスと呼ぶようになっている。
日進月歩のレーダー探知機ですが、選び方のヒントについてセルスター工業株式会社・営業部の小川一馬主任にお話を伺いました。
当社でGPS機能付きモデルを発売したのは約12年前で、7年ほど前から液晶画面が付くようになりました。このあたりから事故多発エリアや取り締まり地点などの情報が飛躍的に多くなってますから、文字通り安全運転の助けになると思います。
現在では、取締ポイントなどの位置情報は毎月更新され、データ更新は無料で回数制限もありません。ただしPCでダウンロードするので、マイクロSDカードが使える機種に限られます。本体の横にスロットがありますから、商品を見れば見分けられますよ。SDカードに対応していない機種でも、本体を当社に送ってもらえれば実費でデータの書き換えができる機種があります。ただ古い機種だとデータ容量の制限で書き換えできない場合がありますから、当社のHPで対応可能かどうか確認してください。
最新型だとスマホにアプリを入れてwi-fi接続で直接データ更新できたり、車両診断コネクターに繋いで燃費などオンボードコンピュータ的な情報を表示する機種も出ています。
記事中でご紹介している商品は取材時に店頭に並んでいたものです。売れてしまった場合、中古商品は同じものが再度入荷するとは限りません。予めご了承ください。