UP GARAGE MAGAZINE29号(2012年10月発行)より転載
日比野選手は準優勝2回!松川選手は4位2回!片岡選手は追走進出2回!
前回のレポートから約3カ月。D1グランプリはオートポリス・エビス・セントレアと計4戦が開催されチームアップガレージのドライバーが大活躍。また、セントレアの追走準決勝では「日比野VS松川」が実現するなど、いよいよ面白くなってきたレースシーンをダイジェストでご紹介。
オートポリスは昨年と同じ濃霧と雨の中始まった。第2戦終了時点ではシードは松川選手のみ、日比野選手と片岡選手は予選からの出場となった。ウエット路面で始まった予選だが、ここはスイスイと日比野選手は1位、片岡選手は8位で通過。
翌日、日曜日の単走は晴れ。ころころ変わる路面状態に各選手は苦労していたが、片岡選手は2本ともスピードが足りない印象で98.27点で22位に終わる。
日比野選手は十分に走り込めていないマシンに慣れながらの単走だったが、2本目に98.73点を出し12位で追走へ。
松川選手はスピードもドリフト角度もバッチリ。審査員から「今年は本当にスゴイ走り!」と高評価で99.3点と3位通過。
追走が始まる頃にはまたもや雨。日比野選手は熊久保信重選手との対戦。1本目はイーブンだったが、2本目で日比野選手が先行の時、進入時にラインを乱して減点。残念ながら1回戦で敗退となった。
松川選手は佐久間達也選手と対戦。1本目の先行ではスピード、ドリフト角度とも圧倒しアドバンテージを得た。が、2本目に後追いで進入した瞬間、グリップを失いリヤから1コーナーのバリヤーに突撃。スピードが落ちなかったのでバリヤーに乗り上げて宙に舞い、1回転ひねりで着地!クルマでムーンサルトか?!幸い打撲で済んだが、普通に走れば勝っていた1回戦を落としてしまった。残念!
オートポリスは日比野選手が総合14位でシード復活、松川選手は9位、片岡選手は23位で終了。
エビスは今年もデュアルファイナルで2日間に第4・5戦が開催された。予選から出場は片岡選手だが、シード常連だった野村謙選手や今村陽一選手なども今年は予選組となり、予選通過もハードルが高いのだ。
さてその予選は、片岡選手は2本目にスピードが乗り大きなラインのドリフトで99.17点を出し3位通過。
単走は片岡選手から登場。ただNOSがうまく噴かずにパワーが出ない苦しい状況のため、98.8点しか取れずに惜しくも18位で敗退となるが、この後マイナー追走は勝利して1ポイントをゲット。
日比野選手は2本目が良く、スピードの乗った迫力ある飛び込みと大きな角度のドリフトで「ほとんどマイナスはない」との評価。99.47点を得て3位で追走へ。
松川選手は1本目の99.17点で最終的に9位に食い込み追走進出決定。
松川選手はエビスの主、熊久保選手との対戦で、1本目に後追いで攻めきれなかったことが響き、残念ながら1回戦敗退に。
日比野選手は1回戦から順調に勝ち進み久しぶりに決勝進出。決勝ではエビスがホームコースの末永直登選手と対戦した。1回目の対戦は引き分けてサドンデスに。サドンデス1本目は後追いだったが、タイミングが合わず飛び込みでやや距離が開いてしまい、結局ここの差で敗れてしまった。とはいえ準優勝、しかもニュー86勢初の決勝進出とあって注目された対決だった。
第4戦は日比野選手が総合2位、松川選手は総合12位、片岡選手は総合18位に。
やはり身軽な(AE)ハチロクが飛んでます。
25日(土)は、レース終了後にサーキットで夏祭りが行われ、バーベキューや、花火、チャリティーオークションなどイベントが盛りだくさんだった。
第5戦も片岡選手は予選から。この日もNOSの調子はイマイチで、タイヤで調整したが今度はコースが滑り過ぎラインをキープできず、結果16位で敗退。
単走の松川選手は2本目にスピードとキレのあるドリフト角度で飛び込んだが、勢い余って壁にリヤをヒット!が、立て直して2コーナーへは見事にドリフト。減点はされたが98.9点とギリギリ16位で追走に。
日比野選手の単走はラインの調整などで減点されたが98.97点で、13位で追走へ。
松川選手の1回戦の相手は単走優勝の高橋邦明選手。強敵相手に1本目はアドバンテージを取られたが、2本目の先行で思い切った飛び込みを見せ高橋選手のミスを誘い逆転勝利。2回戦は織戸選手に勝ち、3回戦の今村選手とも互角の勝負をしたが、2本目の後追いで痛恨のスピン!惜しい勝負でしたが、4位と自己最高の結果に。
日比野選手は箕輪慎治選手との1回戦に勝ち2回戦は今村選手と。1本目の先行では飛びだしからスピードがあり日比野選手のアドバンテージ。が、2本目の後追いで何があったか3コーナー入口でスピン。結果として今村選手の勝ちで終わった。
第5戦は日比野選手が総合8位、松川選手が4位、片岡選手は予選敗退となった。
第6戦はセントレア空港駐車場の特設コースで開催された。ここの予選で片岡選手は2本目を思い切って攻め、スピードが乗り98.8点を獲得。久々の快走で予選を6位通過。単走が始まっても調子良く、2本とも99点台を出し、ベストの99.2点は12位で追走進出。
松川選手もハチロクらしい速さと身軽さの走りで99.4点を出して6位通過。
日比野選手は1本目がスピード、角度とも素晴らしく99.7点と暫定1位。このまま単走優勝かと思われたが、ラストの斎藤大悟選手に、最後の最後に逆転され惜しくも2位に。しかし3名揃って追走です。
追走はスゴイ勝負がありました。片岡選手は川畑真人選手と対戦し、1本目の後追いで審査員全員からアドバンテージ獲得。2本目で逆転され「えっ!」という感じの結末だったが、追走もいけることを証明。
松川選手は1回戦の藤中学選手との対戦を勝ち、2回戦はランキング1位の熊久保選手と対戦。この勝負は互いに譲らず、サドンデスを繰り返した通算6本目の走りで松川選手が勝利し、ベスト4進出!
また日比野選手も1回戦は上野高広選手、2回戦は末永正雄選手と戦い勝ち上がって順調にベスト4に。このベスト4=準決勝で何と「日比野VS松川」が実現したのだ。この対決、1本目はイーブンになったが、2本目で後追いの日比野選手が振り返しからインにグッと入り優勢勝ち。
日比野選手はこの後、決勝を斎藤選手と戦い、マシンの熟成を含めていま絶好調の斎藤選手には及ばずだったが、今年2回目の準優勝に。また松川選手も2度目の4位入賞となり、自己最高位へ。
セントレア終了時点では日比野選手が年間ランキング4位に浮上、松川選手も6位、片岡選手は27位となった。
23日(日)はチャンピオンズのエキシビションレースを開催。歴代チャンピオンと優勝経験者に、今年のランキング上位の選手も招待され松川選手も参加。レースは単走と追走、さらに角度番長や障害物競争?の競技もありお祭りムード。
D1GPに参戦中のチームアップガレージを応援するアップガレージのイメージガール兼レースクイーンの「ドリフトエンジェルス」。D1会場では歌って踊って、思い切りはじけて、チームを精一杯応援しているのだ!
そんな彼女たちの"初"となるDVDが9月22日に発売!オリジナルソングの I'm your Angel 、Wonder FLY のプロモーションムービーと、メンバーの魅力がぎっしりつまったメイキングシーンや水着シーン、プライベートシーンも満載の約60分。そして、特典映像では各メンバーが愛を君に「告白」します。
D1会場やアップガレージHPから購入できます。ぜひチェックしてくださいね☆
作詞:宇野振一 補作詞:南香織
作曲:MIKOTO 編曲:冬野竜彦
作詞:宇野振一 補作詞:南香織
作曲:酒匂謙一 編曲:冬野竜彦