UP GARAGE MAGAZINE29号(2012年10月発行)より転載
北海道では、いよいよ初雪の予報が出ました。もうそんな季節ですが、ウチは北海道じゃないから大丈夫、などとタカをくくっていませんか?たとえ積雪地帯じゃなくても、いえ、積雪地帯じゃないからこそ1回雪が降ると交通機関がマヒして身動きが取れなくなります。大事な受験に間に合わない、クライアントとの約束に間に合わない、といった事態を避けるためにもスタッドレスタイヤを備えておきたいですね。
大事な納品なので強引に途中まで来たけど、どうしようもなくなってしまった。これは営業マンには致命的な問題ですね。どんな仕事でも約束を守るためには、普段から万一の場合を考えた準備が大事なのです。
さあ大変。雪で電車もバスもダイヤが乱れて間に合いそうもない。クルマで送ろうにも雪で動けないなんて。スタッドレスタイヤを準備しておけばよかった、と後悔する前に買っておけば安心できます。
新しいスノボで初滑り。だけど引っ張り出したスタッドレスタイヤはヒビ割れて使えない。あるいはクルマを買い替えたのにタイヤのことを忘れていた、なんてこともあります。前日じゃ遅いので、早めの準備がおススメ。
スタッドレスタイヤを考えてはいても、サイズが大きいから高価で予算に合わない方。でもあきらめることはありません。アップガレージなら中古のスタッドレスタイヤなので新品より低予算で買えるのです。また、サイズダウンをすればさらに価格が抑えられるし、選択肢も増えます。さらにホイールとセットで買えば、インチダウンしてよりお得な買い物ができます。
【サイズ換算例】
以下は同一サイズのホイールでタイヤをサイズダウンする場合の例です。
皆さんがこの特集を読むころには、アップガレージの店頭にはスタッドレスタイヤが並び始めています。ブランドやサイズも様々な中古のスタッドレスタイヤを中心に、新品まで豊富な在庫のあるのがこの時期。だから予算に応じて選べます。
雪が降ったときのために準備はしたいけど、スタッドレスタイヤは大げさと思っている方には、スノーチェーンやスノーネットがおススメ。トランクに入れても邪魔にならないので、常に携行できるメリットがあります。特にネットの場合はチェーンほど乗り心地も悪化せず、音もうるさくはありません。慣れないと装着は少し面倒に感じるかもしれませんが、あるとないとでは大違いのアイテムです。
タイヤを履き換えたけど、置き場所が無いのでトランクに積みっぱなし…、困りますよね。もちろん自宅には置き場所が無い、という場合はアップガレージにお売りください。サマータイヤとスタッドレスタイヤ、交換時期ごとに下取りに出して次を買えば保管場所は不要です。積雪地帯のお客様には実際にそうしている方もいらっしゃいます。ホイールごと変えればクルマのイメージが変わって楽しめます。
アップガレージでは買取専用フリーダイヤルで概算の買取価格がわかります。大体でいいから値段を知りたい方には便利。ただし実物を査定していないので、あくまでも概算です。また品物の状態によっては値段が付かないこともありますので、予めご了承ください。
積雪路や凍結路を走るために開発されたスノータイヤの一種。昔あったスパイクタイヤに比べ、スパイク(=スタッド)がないためにこのように呼ばれます。サマータイヤに比べると【1】溝が深く(積雪路で雪を噛む)、【2】トレッド面のブロックにサイプという細い溝が切られている(ブロックが変形し路面を引っ掻く)、【3】ゴムは低温でも柔軟性を保つ素材で、凍結路でのグリップを向上させるために気泡を含んだゴムを使ったり、ガラス繊維やクルミの殻をゴムに混ぜ込んで引っ掻き効果をアップさせる工夫がしてあります。しかし万能ではないので過信は禁物です。
地域と気象条件により異なり、また同じ地域でも交通量の差で道路ごとに変わってきますが、一般的には気温が2度以下になると路面凍結の可能性が出てきます。ただ、気温と路面温度は直結しないので、目安は気温7度以下で長く走ることが多くなってきた頃。雪の予報が出た場合はもちろんです。アップガレージ店は、雪の予報が出ると途端に混雑してピット作業の順番待ちになりますから、早めに替えた方がスムーズです。
スタッドレスタイヤの寿命は一般的に3年程度と言われていますが、走行距離や保管方法でも変わってきます。トレッドの溝が半分くらいまで浅くなったり、サイドウォールにヒビが出始めたら使えません。スタッドレスタイヤには使用限度を示すプラットフォームというサインが仕組まれているので、これで確認するのが良いでしょう。