いよいよ開幕 D1GPを3倍楽しむ!基礎知識 サーキット攻略法

UP GARAGE MAGAZINE16号(2009年2月発行)より転載

コースによっては200キロにも迫るスピードでクルマをドリフトさせながらコーナーを抜けていく興奮。ドリフトのカッコよさとワザのキレを競うのがD1GPだが、そのD1GPをもっと面白く見るための基礎知識を大特集!

サーキット攻略法

この攻略法は2008年開催時のものです

エビスサーキット

エビスサーキット
 

富士スピードウェイ

富士スピードウェイ
 
前田選手
前田選手に聞くD1の走り方

富士を例にとって説明しますね。
審査区間に入る前の最終コーナーを抜けて5速の8,500rpmくらい、リミッターに当たるか当たらないかくらいのところで一瞬クラッチを切って、すぐにスパッと繋ぎドリフトのきっかけを作ります。
そのまま5速ホールド、アクセルはベタ踏みでアウトクリップを狙い審査席の前に。アクセルを抜くとチェックされるんです。
この後すぐにヘアピンまでに3速に。インに寄せながらベタ踏みで抜けていきます。
僕のクルマはZ33のミッションに載せ変えてますが、ファイナルの違いもあるので5速の上限で180〜190kmくらい。パワーがちゃんと出ているときは走りやすいんです。どうにでもコントロールできますから。
追走もパワーがあったほうが有利ですね。最近は追走は走ってないから頑張らないといけないですね(笑)。

 
 

オートポリスサーキット

オートポリスサーキット
 

岡山国際サーキット

岡山国際サーキット
 

D1ライセンスの更新制度が導入された

今年からの新制度。過去2年間にライセンスを持っていたドライバーは、今年のライセンスに更新できる制度。
今年でいえば'07年と'08年にライセンスを持っていれば、たとえば'08年にD1GPで走っていなくてもライセンスを更新できる。

D1のライセンスってどう取るの?

ドリフト

D1のライセンスはD1独自のもので、国内の他のレーシングライセンスとは無関係なもの。
現在2種類あり、「GP」のライセンスと「SL=ストリートリーガル」とに分かれているが、ここではD1GPのライセンス取得についてご紹介する。
取得方法は以下の2パターンあるので、我こそはと思われる方は挑戦してみては…。

D1GPライセンス取得方法

  1. メーカーが実施する選考会に参加
    タイヤメーカーなどが実施する選考会に参加し審査員にスキルを認定されればライセンス授与となる
  2. いか天に参加(“いかす走り屋天国”という競技の略称)
    D1GPオフィシャルビデオでおなじみ、サンプロスが主催する長寿ドリフトイベント「いか天」。このいか天に参加して審査員に認められれば、やはりライセンスがもらえる。
    ただし、この方法は絶対ではなく、年間で数名にOKが出る程度という。