いよいよD1グランプリ開幕!アップガレージは2チーム体制で参戦

UP GARAGE MAGAZINE24号(2011年3月発行)より転載

特集1

年間ランキング5位と大活躍だった日比野選手。今年はパワーアップしたマシンでシリーズチャンピオンを狙う

Team UP GARAGE with DRoo-P は日比野選手と松川選手
Team UP GARAGE with BANDOH は片岡選手

今年も目が離せないD1GP

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昨シーズン初参戦とは思えない走りを見せた片岡選手。SL最終戦となった全国統一選ではベスト8に残るなど大躍進

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今年からアップガレージのスポンサードを受ける松川選手。追走の常連となるか?

当初予定されていたお台場でのレースが延期されたのは残念だが、事実上の開幕戦となるオートポリスは今月末(4月23,24日)。それに先立ちアップガレージでは今年の参戦ドライバーとチーム体制を決定、発表した。

既にご承知かと思うが、今年は昨年に引き続き日比野選手と、新たに松川選手と片岡選手が加わり、2チーム3ドライバー体制と超豪華な布陣だ!この中で日比野選手と松川選手はもちろんフル参戦。また、昨年はD1ストリートリーガルに初めて参戦した片岡選手が、いよいよD1GPに登場するのもビッグニュースとなる。

本気でシリーズチャンピオンを狙う!

3人3様に注目ポイントはあるが、中でも日比野選手には大注目して欲しい。というのも今年はマシンを大幅にパワーアップ。これまでNAにこだわってきたが、高速サーキット用についにターボ装着の新エンジンを準備したのだ。

昨年までは長いストレートでパワー差を見せつけられたが、これでライバルたちとハンディなしに勝負できるマシンが手に入った。昨年は非力なマシンでも優勝1回、準優勝2回でランキング5位だった日比野選手、今年はシリーズチャンピオンも夢ではないので皆さんのますますの応援をお願いします。

 

オートサロンでキックオフドリフト

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オートサロン初日の1月14日にチームアップガレージwith ドルーピーの体制発表が行われた。

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特設会場で開催されたD1GPキックオフドリフトで、松川選手のSCでデモランする日比野選手

ご覧になった方もいらっしゃると思うが、1月に幕張メッセで開催された東京オートサロンで「アップガレージプレゼンツD1GP Kick Off DRIFT」が行われたので簡単にご報告をしたい。

初日の14日にはデモランが、15・16日にはエキシビションレースが行われ、オートサロンを訪れた観客を楽しませた。ちなみに日比野選手は松川選手のSCを借りての参加だったが15日のレースでは優勝し、今年の活躍を予感させるような1年の始まりとなった。また、16日には2010年の表彰式も行われ、年間5位でシードを確保した日比野選手も表彰台に。寒い日だったが熱い声援が表彰台の選手に送られた。

 
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ターボが装着された日比野選手のマシンがアップガレージブースに展示され注目を集めた。エンジンや補機類をクリアするためボンネットにはパワーバルジが設けられている

 

今年のD1グランプリはここが変わる
ちょっと複雑になった単走・追走のルールをご紹介

2011年 D1グランプリ競技システム

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2011年 D1グランプリ採点方法と順位の決定(翻訳)

2011年のD1グランプリでは、各レースごとの採点方法と年間チャンピオンの決定方法が変更されている。特にこれまでと異なるのは単走の採点方法だ。これまでは審査員の採点の単純平均をその得点としていた。しかし今年からはオリンピックなどに近くなり、極端に高いまたは低い点数の採点は除外され、残りの点数の平均値が得点となるように改められたのだ。またシリーズチャンピオンの決まり方にも変更が加えられた。

以下、簡単に解説しましたが、これは今年のD1グランプリを楽しむための必読知識です。

単走競技採点

単走は2本走行し、それぞれに対して採点するのはこれまでと同様。大きく変わるのは
(a)1本・2本目それぞれの走行に対し、審査員全員の平均値から最も離れた採点を除外、
(b)残りの審査員の採点を平均した点をそれぞれの走行の得点とすること。その結果2本のうちの最高点が単走競技の得点となることは変わらない。同点の選手がいた場合は、そのレースのゼッケン番号の若い選手が上位となる。

追走競技の勝敗

「先行」「後追い」走行後の審査員の採点の平均値の得点差が1点を超えた場合には点数の高い選手が勝者となる。

1点以下の得点差の場合、再対戦(サドンデス)を行なうこととし、サドンデスは点差無しのイーブン状態から開始する。

なお、サドンデス(「先行」「後追い」のセットで1回)の回数上限が設定され、ベスト24では0回、以降は1回、決勝戦は2回までとなる。サドンデスを終了した時点でも点差が1点以下の場合には、それまでの対戦全体を審査団が評価して勝敗を決定するように改められた。

順位の決定
  1. D1グランプリシリーズでは単走決勝順位ごと、追走順位1位から4位まで及び追走ベスト8・追走ベスト16(追走1stステージの勝者)にポイントが与えられ、単走決勝ポイントと追走ポイントを合算した総合順位を認定する。
  2. 単走決勝の順位は審査得点の多い順とし、同点の場合はゼッケン番号の若い選手を上位とする。
  3. 追走トーナメントにおける決勝戦勝利者を1位優勝、その対戦者を2位とするが、2011年からは3位決定戦を行い、その勝者を3位、敗者を4位として認定する。
  4. 追走4位に達しない選手はベスト8、ベスト16とし追走での順位差は付けない。
シリーズポイント

シリーズ全大会の各ポイントを加算して年間シリーズポイントとし、単走年間チャンピオン、追走年間チャンピオン、シリーズ総合チャンピオンを認定する。

  1. 単走順位ポイント
    シリーズ各競技会において単走決勝の成績に応じて以下のポイントを付与し(2)項のポイントを加えて単走部門の年間チャンピオンを決定する。1位を24ポイント、以下1順位1ポイント差で24位を1ポイントとする。
  2. プレミアムポイント
    単走競技において100点評価を出した場合、そのドライバーにシリーズポイント3点を与え、単走順位による獲得ポイントに加算して同レースの単走獲得ポイントとする。
  3. 追走ポイント
    追走のみのポイントで追走部門の年間チャンピオンを決定する。シリーズポイントが同ポイントの場合は、より高い順位をより多く獲得した選手を上位とする。
  4. 総合優勝2位3位4位ベスト8ベスト24勝者
    30241812
  5. 総合順位ポイント
    各レースの総合優勝と順位は(1)、(2)、(3)の合計ポイント順に順位を付け、下表の総合順位ポイントを与え年間総合チャンピオンを決定する。シリーズポイントが同ポイントの場合は、追走でより高い順位をより多く獲得した選手を上位とする。
  6. 総合優勝2位3位4位~9位10位~24位
    35302826,24,22,20,18,1615,14,13,12,10,・・・3,2,1
 

2011年 UP GARAGE DRIFT ANGELS 決定!

ドリフトエンジェルスもパワーアップ 応援よろしく!

アップガレージ ドリフト エンジェルスの新メンバーが決定したのでお披露目します。
今年もオーディションを行い、約140名の応募者から選ばれた4名。
もちろんカワイイことは折り紙つき。サーキットやイベントで会ったら声をかけてください。

 
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ドリフトエンジェルスプロフィール(写真右から)

高橋千咲姫(キャプテン):‘86.6.26年生、千葉県出身。趣味/ショッピング、格闘技観戦

彩世めい:’89.3.14年生、埼玉県出身。趣味/ショッピング

熊乃あい:’88.12.13年生、熊本県出身。趣味/カフェ巡り、ダーツ

立花サキ(副キャプテン):’88.11.10年生、宮城県出身。趣味/海に行くこと

 
高橋千咲姫ちゃん
「今年2年目になり、私がキャプテンになりました。ちょっと心配ですが、勝利の女神の“泡ちさき”を一杯出してチームのために頑張ります」
立花サキちゃん
「去年はスーパーGTでレースクイーンでしたが、今年はドリフトエンジェルスで副キャプテンをさせていただきます。D1は初めてだけど早く本当のレースを見たいですね」
熊乃あいちゃん
「初めてのドリフトエンジェルスなので期待と不安でいっぱいですが、力一杯がんばりますので皆さんも応援よろしくお願いします」
彩世めいちゃん
「めいめいこと彩世めいです。レースクイーンは初めてですが、先輩について勉強しながら頑張りたいと思います」