クルマ自分流

UP GARAGE MAGAZINE21号(2010年6発行)より転載

カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記 VOL.1

足グルマにと買ったジムニー 乗ったら意外に面白く もう3台乗り継いでいます

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(左)ブーストメーターを自分で取り付け(右)このマークはPCで作りプリントして、漢字も1文字ずつカッターで切りぬいた。芸の細かさに脱帽!

シートはS13シルビアのものを流用。シートレールを合わせるのに手間取ったという

ウインカーは取り付け位置を変更し、旧ミニの純正パーツを流用した。ジムニーではミニのウインカーを流用するのが定番になっているという

オーディオユニットはソニー製。わけありコーナーで見つけ、590円だったので即買い。ラジオが鳴らないがDSPにつなげる機能があり、CDなどが聴けるので問題なし

ウーファーを追加。ボックスは自作

リアの下回りから覗く銀色のパーツは、ガソリンタンクを守るタンクガード

自宅ガレージにはジャッキを始めクルマいじりのツールが置かれている。ファーストカーにお金をかけたいので8万円のジムニーで十分という考え。それに乗れば楽しいから、足グルマに理想的

凹んでても気にしない!気楽に乗れる楽しい足グルマ

小島さんとジムニーの出会いはファーストカーが故障したこと。通勤用にと足グルマを探していたときに8万円のジムニーをたまたま見つけて購入。「最初はSJ30型でした。2ストのエンジンでしたね。外観も幌もボロボロで、どう乗っても惜しくはないので、しばらくはオフロード遊びにはまっていました」。

これで味をしめたか次はJA71型を購入。「今のボディと同じパノラミックルーフで先輩が乗っていたんです」。8万キロほど走った車で、先輩は廃車にする予定だったところを「8万キロだから8万円で」という交渉?が成立し手元に。「パノラミックルーフのボディは重心が高いからと、ジムニーの中では不人気で危うく部品取りになるところだったんです」。

小島さんにとってジムニーの魅力は、ラフに扱っても気にならないところ。「洗車なんかしなくても、なんだか絵になるんです。2台目のジムニーはクーラーが壊れててまったく効かなかったんですが、窓全開で好きな音楽を大音量で聴いてると、暑くても『ま、いっかジムニーだし』って思える憎めないクルマなんです」。こういうキャラのクルマなので、ボディの小さな凹みや細かいキズなどに、必要以上に神経質にならずにすむという。「それでも、最低限の整備は必要みたいですけどね」。

この2台目ジムニーは4年前まで愛用していたが、タービンがダメになって白煙を上げるようになってしまった。それを直すかどうか悩んでいるときに今のクルマの話が持ち込まれて3台目にチェンジとなった。H4年式をH16年に購入した時点で走行距離6万㎞だったが、毎日、通勤に遊びにと走り今では13万㎞に。

いろいろカスタム化はしており、パーツ探しにアップガレージを愛用されている。お気にいりはわけありコーナーで「何が出てくるか探すのが楽しいんですよね。宝の山です」。

できることは自分でやるタイプなので、このクルマのカスタム化もほぼ自分の手で行った。いろいろ付けたり変えたり、素材としてもジムニーの魅力は十分らしい。

スズキ・ジムニー JA11型(1990年デビュー)

スズキ・ジムニー

●全長×全幅×全高=3295×1395×1670㎜ ●ホイールベース=2030㎜ ●車両重量=820kg ●エンジン=水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ ●排気量=657cc ●最高出力=55PS(ネット)●最大トルク=8.7kg・m

オーナー

小島義郎さん(神奈川県愛甲郡)