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UP GARAGE MAGAZINE33号(2013年12月発行)より転載

自分でできるメンテナンス
消費税アップ前にお得なお買いもの
ドライブレコーダー取り付け簡単DIY講座

最近、万一の時に役立つものとして注目を集め始めたドライブレコーダー。今回はドライブレコーダーの基礎知識と簡単取り付け方をご紹介します。

今回はセルスターのドライブレコーダー Dvr-GALUDA CSD-260の配線直付けの巻

教材車=ニッサンマーチ

走行中は常時録画するレコーダー

今年2月、ロシアのチェリャビンスク州に隕石が落下したニュースをTVで見た記憶があると思いますが、あのシーン、実はドライブレコーダーで撮影されたものが多かったのです!(ロシアでは普及率が高いのだとか)役に立ちますねドライブレコーダー。でも、本来は万一の事故のとき、その原因究明の手掛かりを記録しておくためのもの。

事故直後はともかく、後日補償の話し合いになるともめることがありますよね。そんな時、事故時の映像記録があれば自分の主張も通りやすいということです。交差点での出会いがしらの衝突など、お互いに信号は青だったと言いあっても解決にはなりません。しかし記録があれば、どちらが正しいかはすぐに決着が付きます。

このようにあると安心なドライブレコーダーですが、事故の記録ばかりではなく日常的にも用途はあり、たとえばドライブの記録を撮り、後でモニターで楽しむなんて使い方もできます。

買う時の注意点は2つ

機種ごとの使い勝手などはネットに多く書かれているので、買う前にちょっと検索してみると参考になるかも。使用者の声で気になったのは2点。一つはドライブレコーダーを取り付けると、電波干渉でナビやワンセグが乱れることがあるという現象。もう一つは関西地区で出る現象で、LED信号機の色が写らないという現象。人間の眼には点灯したままに見える信号機ですが、LEDは1秒間に数十回点滅しているので、これがカメラ部のフレームレートとシンクロすると、LEDが発光し ていない時に撮ることになるからです。

なので、電波干渉には対策済みの機種を、信号機の色抜けにはフレームレートの対策をとった機種(30fps以外で撮る)かレートの可変タイプを探せばOKです。

取り付け方法はレーダー探知機とほぼ同じ

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(マーチは)上下に4カ所あるビスを取る

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ナビユニットをそっと引き出す

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裏側の配線から赤の配線(アクセサリー)を探す

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ドライブレコーダーの電源コードとあうか試しておく。(コードを隠すためにパネルの裏を通すのでまだ結線しない)

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黒い配線(アース)を探す。これはボディの金属部に繋げる

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ドライブレコーダーを取り付けるガラス面の汚れをキレイにする

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落ちないように付属の両面テープで固定する

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ドア枠のウエザーストリップを外す(手で引けば外れる)

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フロントピラーのカバーを外す

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コードを内張りの裏に隠しながら、フロントピラーまで這わせる

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ピラーの内側に止め、ダッシュボード下まで引く

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ダッシュボードの下側に邪魔にならないように隠しながら配線する

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センターコンソールとの隙間からコードを引き込む。ここで【4】で探した赤いコードと結線する

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ナビユニットを戻し、パネルをビスで留める

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電源を入れてスタート画面が始まる。完成!

 

さらに詳しく知りたい方は動画でチェック

アップガレージ本店にドライブレコーダーのコーナーができました

これからの注目アイテムということで、青葉台にある本店にドライブレコーダーコーナーを作りました。タイプや価格の違う機種がズラリ!お探しの方はぜひお越しください。

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今回実習に使ったセルスター工業の現行機種CSD-260 ¥16,900 2.4インチIPS液晶。電波干渉対策済み。外部出力端子装備。

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新品のファッションモンスター製 ミラータイプHD録画対応FM-DVR1080MR ¥6,990

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中古品のコムテックGDA180R ¥9,990

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中古品のケイヨー、2GBのSDカード付き ¥2,990

ドライブレコーダーの最新トレンド

そろそろドライブレコーダーを買おうかと考える方の参考に、セルスター工業株式会社・営業部の小川一馬主任に最新トレンドをうかがいました。

ドライブレコーダーが認知され始めたのはここ1,2年のことです。急速に需要が高まってきました。それ以前から商品はあったのですが、最近は主流が1万円台になってきたことや、機能を簡略化した低価格帯の商品が登場して注目されるようになりましたね。

本来は運転記録を録画するためで、事故が起きた時に原因を解明できるように、つまり証拠のためですね。また、事故の時に強く主張できない方もいらっしゃいますから、現場検証で不利な状況のまま処理されてしまうこともあるわけです。こんな時に映像で証拠を見せれば正しい状況判断ができますから。

常時録画されているのでハプニング的な出来事も記録されます。ロシアの隕石落下もそうですね。事故の時は衝撃をセンサーが感知して、事故時の映像を消さないように別のフォルダーに記録します。手動で記録を残すこともできますよ。

通常は1分ごとに1つのフォルダーを作り連続して記録していきます。メディアが一杯になると初めに戻り一番古いフォルダーから上書きしていきます。付属のものは4GBですが、32GBのマイクロSDカードを使えば標準画質で約1600分(約26時間半)録画できるので、まず不足はないと思います。カードを変えることもできますから。

電波干渉のご質問ですが、当社の商品は電波干渉対策を施してありパッケージに表記してあります。また関西地区での信号機対策としてはフレームレートを22fpsに設定してシンクロするのを防止しています。

タクシー会社や運送会社で採用されることが増えていますが、採用した会社では事故率が減るんだそうです。安全運転に役立てばうれしいですね。

CSD250

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モニター無しの小型低価格タイプ。電波干渉対策済み。 ¥13,900

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各商品に付属のPC用の専用ビューア―ソフトで再生した画面。オプションのGPSユニットを使えばルート、GPS情報が確認できる。



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