UP GARAGE MAGAZINE28号(2012年7月発行)より転載
今号は特別編としてスーパーGT、スーパー耐久のレーサーでもあり、チームアップガレージからD1グランプリに参戦する片岡選手が登場!
レースに関心を持ったのは中学2年の時。父親がカートを始めたので一緒に付いて行って僕も始めたんです。それ以前はラジコンのバギーで全日本の大会に出ていた。だからカートを始めた時も、アウト・イン・アウトなど基本的な走り方は知ってたんですよ。特に良かったのはラジコンは上から見て操縦するから、自分で走る時も他車との位置などが俯瞰的にわかったこと。
それから高校卒業と同時にカートでヤマハのワークスに入って、カートは通算8年。その後に21歳の時にトヨタのスクールに受かり、それからは4輪のレース。基本はフォーミュラカーで、2003年にはハコのスーパー耐久に出て、2004年からはスーパーGTにフル参戦しています。
D1はやってみたかった。グリップのレースはタイムを削る走りで、ものすごく高度なことをやってるけど走りの凄さが表に出にくく伝わらないでしょ。ドリフトだと普段の欲求をすべて吐き出せる(笑)。
でも実際に始めるとSL(注)でもレベルが高くて、ポンと出て活躍できるとは思いませんでしたね。その割には良かったんじゃない、というところに満足感を見つけていたんです(笑)。今年はフル参戦するからには道具はまともなのが欲しいと。それが手に入ったから、優勝は別次元だけど少なくとも予選がどうかというレベルじゃないと思ってる。
ただ、まだ足りないところはあって、たとえばウエットとドライがまだらの路面などは経験値でベテランにはかなわない。安定した路面なら難しいとは思いませんね。この間の鈴鹿はD1GPで初めて追走まで行ったけど、予選は普通にドリフトすれば通る感じだった。追走ではスーパーGTでチームメイトの谷口さんと運命的な勝負(笑)。どちらが勝つにしろカッコ悪いのは無しにしようって話したけど、そう言いながら谷口さんは自分が勝つ気でしゃべってた(笑)。まあベテランだから…。
輪ダチは昨年立ち上がったばかりだから、もっと情報量が増えてくるとピンポイントで探しやすいのかなと思う。だから僕はクルマで何かいじれば必ずそれをアップしてます。そうすればスープラに乗ってる人たちの役に立つのかなと。サイト自体も昨年から徐々に使いやすくなってきて、スマホからもアップできるようになったし。みんなのツールになってきてると思う。
僕は1日に2,3回はアクセスしている。普段はPCからですね。そのほうが画面が大きいから使いやすいし、アバカーもいじれるから。あれを大事に育ててますよ。
ドライバーとしてブログやツイッターもやってますが、ファンの方には僕につられて輪ダチに登録してる人がいるみたいです。輪ダチ大使としてアピールしなきゃいけないからね。ただ、ネタの書きわけには苦労しますね、一つ一つちゃんと書こうと思ってるから。そうやってみんなで育てていければいい。今後に期待ですね。